医療安全教育セミナー2008年度春季 (医療安全管理研修会) ― リスクマネージメントのビデオ講座 − 会期 2009年3月1 〜 7日のうち、任意の3日間(18時間分) 会場 参加者自身のインターネット 主催 国際予防医学リスクマネージメント連盟 |
プログラム
趣旨: 本教育プログラムは、高度な医療安全活動を構築するための最新の資料を与えるもので、内容は毎年新しい話題を取り上げています。
本プログラムは、厚生労働省の診療報酬改定による「医療安全対策」として診療報酬申請に加算する際に、加算の対象となる2008年度の研修教科内容(年間40時間以上)の1部にもなります。この場合は、医療安全教育セミナー2008年度冬期(2009年1月28−30日の3日実習、22時間)と合わせて申請することをお勧めします。
夏期セミナー(2008年8月10日〜12日の3日間) ないし医療安全基礎講座(2008年6月26−27日、2日間) での講義と今回のビデオ講義を合わせても実習が含まれていませんので、冬期セミナー(実習)の未受講者は申請できません。
基礎講座と冬期セミナー(実習)の2種類だけを履修した方は申請に5時間不足しています。申請には第1日目または第3日目を受講してください。
夏期セミナー受講者は冬季セミナーの実習と合わせて申請ください。本ビデオ講座を受講する必要はありません。
参加者には受講修了書を発行いたします。
加算申請の際にはプログラムと受講修了証を添える必要があります。
受講対象者: 学会員、医療施設経営者、医療安全管理者、歯科医療安全管理者、リスクマネージャー、医薬品安全管理者、医療機器安全管理者、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、歯科衛生士、臨床工学技士、放射線技師、臨床検査技師、法関係者、医療事務関係者、医療産業界関係者、学生、市民、その他
(プログラムの解説)
講義は2006年12月から2008年1月までの期間において開催した医療安全教育セミナーでの講演集からの蔵出し録画です。
これらに受講した参加者は重複しますので、プログラムを精査ください。
ビデオ視聴する講義の順番はありません。以下は目安です。
講義ビデオは期間中に繰り返して視聴できます。
参加者による無断録画は著作権上の違法行為です。
(第1日目: 6時間録画ビデオ分)
医療事故の現状と予防原則
(40分ビデオ) 2007年3月1日収録
医療事故の発生状況
林 茂樹 独立行政法人国立病院機構災害医療センター院長
(内容) 医療事故発生件数の正確な実態を明らかにすることは各国で困難を極めています。ここでは国立病院機構(146病院、6万病床、職員数4.6万人)が統一基準で独自に調査した、質と量の高いデータによる最新結果が報告されます。
(90分ビデオ) 2007年8月6日収録
医療安全のためのリスクマネージメント科学
村上 陽一郎 東大先端科学研究センター特任教授、元同センター長、東京大学名誉教授(工学部)
(内容): 医療事故予防と事後対応に係わるリスクマネージメントの実践の上で不可欠となる、安全科学の基本知識と方法を講義し ます。村上先生は、数十年にわたり医療事故予防について品質管理工学の導入を提唱し、当該分野の世界最初のパイオニアで、
今日の米国医療界がお手本とする諸学説を提起しました。リスクマネージメントや安全の科学など多数の著書があります。
(60分ビデオ) 2007年8月6日収録
リスクに関する新しい考え方
椿 広計 文部科学省リスク解析戦略研究センター・センター長
(60分ビデオ) 2008年1月13日収録
医薬品医療機器総合機構の医薬品安全対策業務について
黒羽 真吾 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
安全部安全性情報課長
(60分ビデオ) 2007年9月13日収録
手術部における安全
安原 洋 東大病院手術部教授
(60分ビデオ) 2007年9月13日収録
周産期医学の医療安全 – 新生児のリスクマネージメント
日本未熟児新生児学会医療の標準化検討委員会委員長
(第2日目: 6時間録画ビデオ分)
医療事故調査のあり方、安全組織の作り方
(110分ビデオ) 2007年3月2日収録
医療事故調査の方法 – 日本と海外の動向を踏まえて
吉田 謙一
東京大学大学院医学研究科法医学教授
(50分ビデオ) 2006年12月17日収録
安全管理組織の作り方
黒田 勲 日本ヒューマンファクター研究所所長、元早稲田大学教授、医学博士
黒田先生は航空機業界などで安全管理を長年たずさわり、日本人間工学会会長より日本を代表する安全工学の医学者として推薦いただきました。日本政府では航空機事故調査委員会が医療事故調査の第3者機関のモデルとされつつあり、先生にはその主要メンバーです。長年の学術研究を基に、医療安全の院内組織論を解説されます。
(20分ビデオ) 2006年12月17日収録
クリニカル・ガバナンスと医療安全
城山 英明 東京大学大学院法学政治学研究科現代行政分析講座教授
(90分ビデオ) 2007年8月6日収録
医療の質の指標と医療事故での院内対応のあり方
福井 次矢 聖路加国際病院院長、京都大学名誉教授
(90分ビデオ) 2007年8月7日収録
院内感染対策のあり方
小池 和彦 東京大学医学部附属病院感染症内科教授
(第3日目: 6時間録画ビデオ分)
医療紛争処理、リスクコミュニケーション、院内安全組織、医療安全の技術
(30分ビデオ) 2007年8月5日収録
裁判外紛争処理制度(ADR)の進むべき道
和田 仁孝 早稲田大学大学院法務研究科教授、学術会議裁判外紛争処理委員会委員長、弁護士
(60分ビデオ) 2007年8月8日収録
がん診療における患者参加
山口 建 静岡県立静岡がんセンター 総長
(60分ビデオ) 2007年8月7日収録
医療安全のためのリスクコミュニケーション
大熊 由紀子 国際医療福祉大学大学院教授、前大阪大学大学院人間科学研究科教授
(50分ビデオ) 2007年8月7日収録
安全組織と安全教育の構築方法 (その1)
山川 洋右 トヨタ記念病院副院長
(50分ビデオ) 2007年8月7日収録
安全組織と安全教育の構築方法 (その2)
長村 文孝 東京大学医科学研究所附属病院医療安全管理部副部長
(60分ビデオ) 2007年8月7日収録
医療安全のための診療録のあり方
山内 一信 藤田保健衛生大学医療情報部教授、前名古屋大大学院医療管理情報部教授
(50分ビデオ) 2007年8月7日収録
転倒・転落防止対策マニュアル(東京都病院経営本部)の概要説明
井澤 由香 (財)東京都保健医療公社 荏原病院
-----------------------------------------------------------------------------------
C)
WHRMC 2008 このホームページはリンク自由です。