医療安全教育セミナー2009年度冬期

(医療安全管理研修会)

リスクマネージメントの実習編

 

 

会期 2010119() 21()

 会場 東京大学医学部本郷キャンパス (1日の定数320)

 

 

主催 国際予防医学リスクマネージメント連盟

     

 

 

 

 

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プログラム

 

趣旨:  本教育プログラムは、高度な医療安全活動を構築するための最新の資料を与えるもので、内容は毎年新しい話題を取り上げています。

本プログラムは、厚生労働省の診療報酬改定による「医療安全対策」として診療報酬申請に加算する際に、加算の対象となる2009年度の研修教科内容の1部にもなります。この場合は、医療安全基礎講座(200962426)ないし夏期セミナー(200985日〜7日の3日間)と合わせて申請することをお勧めします。本プログラムと合わせて合計40時間以上となります。

 

 

参加者には受講証明書を発行いたします。

 

 

受講対象者:  学会員、医療施設経営者、医療安全管理者、リスクマネージャー、医薬品安全管理者、医療機器安全管理者、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、放射線技師、臨床検査技師、法関係者、医療事務関係者、医療産業界関係者、学生、市民、その他

 

 

 

 

(1日目)   2010119() 午前9時〜午後5

医療事故予防のための病院システムの改善方法としてのヒューマンファクター

東京大学医学部鉄門記念講堂 (東京大学医学部医学教育研究棟14)

 

 

受付開始 午前8

総合進行 近藤 美希 (東京大学大学院学際情報学府)

 

 

午前9  開 会

 

午前9時〜午930

 (講義) 医療事故の原因とヒューマンファクターの基本的考え方 --- 全体ガイダンス

 

 

 

午前930〜午1020

 (特別講義)  患者安全と暗黙知の学習:   背景、サイエンスとアート

   講師   池上 敬一 (独協医科大学越谷病院救急医療科教授)

 (内容) NTSは英国医療界や米国ハーバード大学で医療安全の基本スキルとされ、今回はチーム医療におけるNTSの向上を図るヒューマンファクターの方法が紹介される

 

 

 

午前1020〜午1030分  休憩

 

 

 

午前1030分〜午1230

 (演習ガイダンス講義)   RCA(根本原因分析法)のガイダンス 

   講師  江原 一雅 (神戸大学医学部付属病院准教授、日本予防医学リスクマネージメント学会理事)

(内容) 実際に発生した医療事故に対して、院内システム内の原因を探索し、改善するRCAの概要を説明し、120日のRCA実習に関するガイダンスを行う。

 

 

 

1230〜午後130  昼食

 

 

 

午後130〜午後330

 

 (演習ガイダンス講義)   FMEA(設計故障モード影響解析法)のガイダンス   

    講師  細田 聡  (労働科学研究所システム安全研究グループ・グループ長)

(内容) 院内システムの事故原因可能性を未然に探索し、改善策を見出すという設計故障モード影響解析方法(FMEA)の概要を説明し、121日のFMEA実習に関するガイダンスを行います。FMEAは労働安全の世界で古くから行われてきた代表的なヒューマンファクターの方法の1つですが、日本の医療界では誤説が多々報告されています。日本を代表する労働安全関係の著名な研究所における担当責任者ご自身により、わかりやすくご紹介をいただけます。

 

 

 

330〜午340分  休憩

 

 

 

午後340〜午後5

(演習ガイダンス講義)   KYT(危険予知訓練法)のガイダンス

   講師  橋本 重厚  (福島県立医科大学医学部付属病院准教授、日本予防医学リスクマネージメント学会幹事)

(内容) 院内に潜む医療事故の原因を予知する個人の能力を向上するKYTの概要を説明し、121日のKYT実習に関するガイダンスを行う。

 

 

午後5時  1日目閉会

 

 

 

 

 

 

(2日目)   2010120() 午前9時〜午後6

RCA(根本原因分析)の演習

東京大学医学部医学教育研究棟2階、13階セミナー室、東京大学山上会館2階小会議室

 

 

小グループ(8名前後/グループ)によるRCAの実習を行います

ファシリティーター: 東京大学、東京医科歯科大学、福島県立医科大学、神戸大学、

日本大学、東海大学、順天堂大学、東京逓信病院、菊名記念病院、その他

 

 

入室開始 午前830

 

 

(内容) 根本原因分析(RCA)の方法を少人数グループで修得する。

 

午前9時〜午12  例題演習

 

12時〜午後1時  昼食

 

午後1時〜午後5時  課題演習

 

午後5時〜午後6時  課題演習の全体討議

 

 

午後6   2日目閉会

 

 

 

 

(3日目)   2010121() 午前9時〜午後5

 KYT(危険予知訓練)およびFMEA(設計故障モード影響解析)の演習

東京大学医学部医学教育研究棟2階、13階セミナー室、東京大学山上会館2階小会議室

 

小グループ(8名前後/グループ)によるKYTRCAの実習を行います。

ファシリティーター: 東京大学、東京医科歯科大学、福島県立医科大学、労働科学研究所、

日本大学、東海大学、順天堂大学、東京逓信病院、菊名記念病院、その他

 

 

入室開始 午前830

 

午前9時〜午前12時  危険予知訓練(KYT)演習

(内容) KYTの方法を少人数グループで修得する。

 

 

12時〜午後1時  昼食

 

 

午後1時〜午後5時  設計故障モード影響解析(FMEA)演習

(内容) FMEAの方法を少人数グループで修得する。

 

 

午後5時  全体閉会

 

 

 

 

 

 

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