医療技術安全セミナー2010秋季 医療機器安全管理研修会 ― 医療機器安全の向上 − 会期 2010年9月11日(土)〜9月12日(日)午前 会場 東京大学法文1号館25番教室 (定数700人) 主催 国際予防医学リスクマネージメント連盟 |
プログラム
趣旨:
第5次医療法改正(平成19年4月施行)、医療法施行規則および通知「医療機器に係る安全管理のための体制確保に係る運用上の留意について」(平成19年3月30日)により、全国の医療機関における医療機器に係る安全管理のための体制確保が明記されました。それらにより、全国の医療機関は医療機器安全管理責任者を配置すること、この責任者は病院等において年2回程度の定期研修会を主催すること、更に、医療機器を取り扱う従事者に対して病院等以外の場所での医療機器の安全使用に関する研修の受講など行わせることが義務化されました。
本セミナーは、全国の医療機関における医療機器安全管理責任者を含む医療機器取扱い従事者を対象として、特定機能病院で必須とされる医療機器の安全管理対策を含み、かつ、日本を代表する講師による各界の話題を提供するものです。医療機関における医療機器の安全管理のための基本となる参考資料得を提供し、これを基に各医療機関での医療機器安全管理等の向上に資することを目的とします。参加者には2回分の受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 学会員、下記の職種の方、その他
医療機器安全管理者とは(厚労省通知): 医療機器に関する経験と知識の有る常勤職員で、医師、歯科医師、薬剤師、助産師、看護師、歯科衛生技師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士の資格を有する者。病院管理者との兼業はできないが、医薬品安全管理者などの役職との兼業は可。
受付開始 午前9時
(第1回目) 2010年9月11日(土) 午前10時〜午後5時
東京大学法文1号館25番教室
『医療機器安全管理の基本』
午前10時〜午前10時50分 医薬品医療機器総合機構における医療機器安全に関する近年の活動概要
石井 健介 (医薬品医療機器総合機構安全第一部医療機器安全課長)
午前10時50分〜午前11時 小休憩
午前11時〜午前11時50分 医療事故裁判の事例からみた医療機器安全
井上 清成 (東京弁護士会所属、医療法務弁護士グループ代表、東大法学部卒)
午前11時50分〜午後1時 昼食
午後1時〜午後1時50分 医療機器の安全対策の在り方
- 閉鎖式保育器、人工呼吸器、血液浄化装置、除細動装置自動体外式除細動器(AEDを除く)を中心として –
又吉 徹 (慶應義塾大学病院 医用工学センター課長、医療安全対策室医療機器安全管理者)
午後1時50分〜午後2時 小休憩
午後2時〜午後2時50分 医療機器安全のための院内組織のあり方
玉井 久義 (東京大学医学部附属病院医療機器管理部部長)
(概要) 管理指針の策定や体制の構築、保守点検計画の作成方法と実施の進め方、職員研修の進め方など
午後2時50分〜午後3時 小休憩
午後3時〜午後3時50分 人工心肺装置及び補助循環装置の安全管理
許 俊鋭 (東京大学大学院医学系研究科重症心不全治療開発講座特任教授)
午後3時50分〜午後4時 小休憩
午後4時〜午後4時50分 放射線診療事故防止の進め方 -東大病院放射線科の推薦
多湖 正夫 (帝京大学溝ノ口病院放射線科教授)
(概要) 診療用高エネルギー放射線発生装置(直線加速器等)、診療用放射線照射装置(ガンマナイフ等)などの放射線診療での機器安全管理の在り方について講義する。
多湖先生は東大病院放射線科のご出身で、同科との支援により講義されます。
午後5時 第1日目閉会
(第2回目) 2010年9月12日(日) 午前9時〜午前12時
東京大学法文1号館25番教室
『医療機器安全管理の技術と組織』
午前8時30分 入場開始
午前9時〜午前9時50分 医療機器安全のための人間工学(ヒューマンファクター)の臨床的応用
橋本 重厚 (福島県立医科大学付属病院医療安全管理学教授、同内科)
午前9時50分〜午前10時 小休憩
午前10時〜午前12時30分 シンポジウム 「医療機器の安全のための職種間ネットワークのありかた」
(座長) 橋本 重厚 福島県立医科大学付属病院医療安全管理室教授
午前10時〜午前10時30分 医師の立場から 橋本 重厚 (福島県立医科大学付属病院医療安全管理学教授)
午前10時30分 〜午前11時 看護の立場から 金子 恵美子(東京女子医科大学付属病院医療安全管理室)
午前11時〜午前11時30分 薬剤部の立場から 木村 高久 (日本大学医学部附属板橋病院薬剤部、同医療安全推進室専任薬剤師、東京都病院薬剤師会医薬情報部会委員)
午前11時30分 〜午前12時 総合討論
午前12時 全体閉会
-----------------------------------------------------------------------------------
C) URMPM 2010 このホームページはリンク自由です。