医療技術安全セミナー2009秋季 医療機器安全管理研修会 ― 医療機器のリスクマネージメント − (第1回) 会期 2009年10月3日(土) 会場 東京大学法文1号館25番教室 (1日の定数700人) (第2回) 会期 2009年10月4日(土)午前 会場 東京大学法文2号館31番教室 (1日の定数700人) 主催 国際予防医学リスクマネージメント連盟 |
プログラム
趣旨:
第5次医療法改正(平成19年4月施行)、医療法施行規則および通知「医療機器に係る安全管理のための体制確保に係る運用上の留意について」(平成19年3月30日)により、全国の医療機関における医療機器に係る安全管理のための体制確保が明記されました。それらにより、全国の医療機関は医療機器安全管理責任者を配置すること、この責任者は病院等において年2回程度の定期研修会を主催すること、更に、医療機器を取り扱う従事者に対して病院等以外の場所での医療機器の安全使用に関する研修の受講など行わせることが義務化されました。
本セミナーは、全国の医療機関における医療機器安全管理責任者を含む医療機器取扱い従事者を対象として、特定機能病院で必須とされる医療機器の安全管理対策を含み、かつ、日本を代表する講師による各界の話題を提供するものです。医療機関における医療機器の安全管理のための基本となる参考資料得を提供し、これを基に各医療機関での医療機器安全管理等の向上に資することを目的とします。
第1日は医療機器安全に関する政府の最新の考え方をはじめとし、医療機器安全に関する諸団体・機関での基本的な対応について解説が講義されます。第2日目は医療機器安全の最先端技術が各専門領域から講義され、現在の医療施設で最大の課題になっている「医療機器安全管理の組織の作り方」に関してシンポジウム形式での討議が行われます。参加者には受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 学会員、下記の職種の方、その他
医療機器安全管理者とは(厚労省通知): 医療機器に関する経験と知識の有る常勤職員で、医師、歯科医師、薬剤師、助産師、看護師、歯科衛生技師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士の資格を有する者。病院管理者との兼業はできないが、医薬品安全管理者などの役職との兼業は可。
総合司会: 近藤 美希 (東京大学大学院学際情報学府)
(第1回目) 2009年10月3日(土) 午前10時〜午後4時
東京大学法文1号館25番教室
『医療機器安全管理の基本原則』
受付開始 午前9時
午前10時〜午前10時50分 「医療機器安全対策の基本」
加納 隆 埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科教授
(概要) 管理指針の策定や体制の構築、職域連携による危機管理対応のあり方、保守点検計画の作成方法と実施の進め方などを含め、医療機器安全管理の基礎を講義する。
午前11時〜午前11時10分 休憩
午前11時〜午前11時50分 「安全性と経済性の両立を計った医療機器管理」
玉井 久義 東京大学医学部附属病院医療機器管理部部長
午前12時分〜午後1時 昼食
午後1時〜1時50分 「医療機器安全のための職員研修の進め方」
楠田 聡 東京女子医科大学教授母子総合医療センター教授
(概要) 閉鎖式保育器、人工心肺装置及び補助循環装置、人工呼吸器、血液浄化装置、除細動装置自動体外式除細動器;AEDを除く)などの医療機器に関する職員安全教育のあり方を講義する。
午後1時50分〜午後2時 休憩
午後2時〜2時50分 「医療機器安全のための人間工学の様々な方法について」
小松原 明哲 早稲田大学理工学術院創造理工学部教授
午後2時50分〜午後3時 休憩
午後3時〜3時50分 「医療機器産業界における医療機器リスクマネージメント活動」
石川 廣 日本医療機器産業連合会PMS委員会副委員長
午後4時 第1日目閉会
(第2回目) 2009年10月4日(日) 午前9時〜午後12時
東京大学法文2号館31番教室
『医療機器安全管理の技術と教育』
午前8時30分 入場開始
午前9時〜9時50分 「患者とのコミュニケーション」
大熊 由紀子 前大阪大学教授、国際医療福祉大学大学院教授
午前9時50分〜午前10時 休憩
午前10時〜午前11時 「医療現場におけるヒューマンエラーを防ぐ −医療機器安全管理者の役割−」
中條 武志 中央大学理工学部経営システム工学科教授
午前11時〜午前11時10分 休憩
午前11時10分〜午前11時50分 「放射線診療事故防止の進め方」 ― 日本放射線腫瘍学会推薦講演
小高 喜久雄 国立国際医療センター戸山病院 放射線診療部技師長
(概要) 診療用高エネルギー放射線発生装置(直線加速器等)、診療用放射線照射装置(ガンマナイフ等)などの放射線診療での機器安全管理の在り方を講義する。
午前12時 第2日目閉会
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