医薬品安全管理研修会2011
(日本語社会人教育プログラム)
医薬品の危機対応
2007年度から厚生労働省では全国の医療機関と調剤薬局において、医薬品安全管理の更なる向上を目指し、医薬品安全管理者制度や医薬品安全管理研修など様々な新らたな対策を導入しました。これに伴い、学会としては全国の病院と薬局にとって参考となる資料を提供する機会の必要性を認め、「医療技術安全教育セミナー」の中に「医薬品安全管理研修会」を設置し、沖縄から北海道に至る多数の参加者により満席となりました。
2011年は2連続日での開催によって、年2回開催すべき研修会に対応し、遠方からの参加者の便を図っています。
2日間での主テーマは医薬品の危機対応としました。具体的には、医薬品医療機器安全機構による最新情報、診療報酬改定に伴う課題としての「特定薬剤管理」、更にリスク管理が必要な「新規薬剤の適正使用」も追加しました。また、抗がん剤調製での被爆対策、薬局での安全向上ためのヒューマンファクターの基本的知識に関する講演が行われます。最後に、医薬品の震災対応のあり方に関するシンポジウムを行います。
以上、医薬品業務に関する最近の動向を反映する全く新らしい今回のプログラムは、医薬品の危機対応の向上に大いに資するものです。
医薬品は世界的に日進月歩の競争の激しい重大な医療分野であり、医薬品の安全は世界的な関心事です。
2011年6月
主催者一同
酒井 亮二 国際予防医学リスクマネージメント連盟理事長
清野 敏一 東大病院薬剤部副部長
橋田 亨 神戸市立医療センター中央病院薬剤部部長
橋本 重厚 福島県立医科大学医療安全管理部長
その他
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