医薬品安全管理研修会2010
(日本語社会人教育プログラム)
医薬品の危機管理
2007年度から厚生労働省では全国の医療機関と調剤薬局において、医薬品安全管理の更なる向上を目指し、医薬品安全管理者制度や医薬品安全管理研修など様々な新らたな対策を導入しました。これに伴い、学会としては全国の病院と薬局にとって参考となる資料を提供する機会の必要性を認め、「医療技術安全教育セミナー」の中に「医薬品安全管理研修会」を設置し、沖縄から北海道に至る多数の参加者により満席となりました。
2010年は2連続日の開催にて、年2回開催すべき研修会に対応し、遠方からの参加者の便を図っています。
2日間での主テーマは医薬品の危機管理とし、法的に観点からの医薬品安全に関する講義も行われます。また、今年度の診療報酬改定に伴う新規課題として、「特定薬剤管理」ならびに「医薬品安全情報収集」を取り上げます。更に、薬学教育6年制導入に伴う薬局での教育実習のあり方に関するシンポジウムが行われます。最後は、保険薬局の地域連携について講演です。
以上の全く斬新な講演・講義は、医薬品業務に関する最近動向を反映しました。同時に、病院薬局と地域の保険薬局の医療安全活動の向上に大いに資するものです。
医薬品は世界的に日進月歩の競争の激しい重大な医療分野であり、医薬品の安全は世界的な関心事です。
2010年6月
主催者一同
酒井 亮二 国際予防医学リスクマネージメント連盟理事長
日本予防医学リスクマネージメント学会理事長
清野 敏一 東大病院薬剤部副部長
橋田 亨 神戸市立医療センター中央病院薬剤部部長
その他
|