歯科医療安全教育セミナー2010秋季 ― 歯科医療安全システムのインフラ向上 (T) − 会期 2010年9月18日(土) 〜 9月19日(日)午前 会場 ↓ 東京大学医学部2号館本館3階大講堂 主催 国際予防医学リスクマネージメント連盟 |
(趣旨)
厚生労働省では「診療報酬の算定方法」(平成20年厚生労働省告示第59号)の規定に基づき、「基本診療料の施設基準等」(平成20年厚生労働省告示第62号)を公布し、平成20年4月1日より「歯科外来診療環境体制加算」の適用にあたり、その施設基準の一部として、「医療安全対策に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること」を掲げ、研修での必修科目を指定しました。本セミナーは全国の医療施設要請により、これらの指定科目のすべてを含む歯科分野での医療安全に関する基本を1日半にわたり講義するものです。参加者には受講終了証をお渡しします。
受講対象者: 学会員、歯科医師(病院歯科部門および歯科診療所(有床・無床))、歯科衛生士、歯科医療行政関係者、歯科関係の医療機材業者、歯科領域の医薬品関係者、その他
プログラム
第1日目 2010年9月18日(土)午前10時〜午後4時20分
受付開始 午前9時
各講義時間には質疑5分を含む。
午前10時 開会 海野 雅浩 (国際予防医学リスクマネージメント連盟顧問、東京医科歯科大学名誉教授)
午前10時05分〜午前11時 (講義) 医療紛争マネージメント – 裁判外紛争解決(ADR)の意義 –
佐久間 泰司 (大阪歯科大学附属病院医療安全管理室、歯科麻酔学准教授)
午前11時〜午前11時10分 休憩
午前11時10分〜午前12時 (講義) 病診連携の現状と課題
佐野 晴男 (昭和大学歯科病院総合歯科教授)
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後4時20分 シンポジューム(1) 歯科医療安全のインフラの現状と課題
(概要) 歯科医療の向上には医療内システム、関連する医療制度、安全の経費など様々なインフラを整備する必要である。これらに関して各方面の代表者から話題を提供いただくと共に、聴衆からの様々なレベルのご意見を交え、日本の歯科医療安全のインフラの課題を整理し、今後のあり方を提言する。
午後1時〜午後1時40分 感染予防体制の整備 羽村 章
(日本歯科大学附属病院長)
午後1時40分〜午後2時20分 医薬品、医療機器管理体制の整備 岡野 友宏 (昭和大学歯科病院長)
午後2時20分〜午後3時 インシデント収集体制とインセンテイブ 嶋田 昌彦 (東京医科歯科大学歯学部附属病院長)
午後3時〜午後3時40分 安全対策経費のあり方 助村 大作 (前日本歯科医師会歯科医療安全対策委員会委員長、前諫早市歯科医師会会長)
午後3時40分〜午後4時20分 総合討論 司会: 海野 雅浩 (国際予防医学リスクマネージメント連盟顧問、東京医科歯科大学名誉教授)
午後4時20分 第1日目終了
第2日目 2010年9月19日(日)午前9時〜午前12時
入室開始: 午前8時30分
午前9時〜午前12時
シンポジューム(2) 歯科医療安全の緊急対応での地域ネットワークのあり方
−歯科医療安全のための病病連携、病診連携、診診連携を地域事例から学ぶ−
(概要) 緊急度の高い医療安全対策が必要な際に、病院と診療所の包括的な地域連携はどうあるべきかに関して、すでに先行している地域の実例を話題として提供いただき、病院と診療所のすべての方々が安全で安心な歯科医療を提供する社会インフラのあり方を総合討論します。
午前9時〜午前9時30分 歯科診療における全身異常と救急蘇生 一戸 達也 (東京歯科大歯科麻酔学講座教授)
午前9時30分〜午前10時 口腔外科における緊急対応 大木 秀郎 (日本大学歯学部附属歯科病院副病院長、口腔外科学I教授)
午前10時〜午前10時30分 歯科診療所における緊急対応ネットワーク 藤本 俊男 (千葉市歯科医師会会長)
午前10時30分〜午前11時 針刺し事故への基本対応 味澤 篤 (がん・感染症センター都立駒込病院感染症科部長)
午前11時〜午前12時 総合討論 司会:一戸達也(東京歯科大歯科麻酔学講座教授)
午前12時 全体閉会 海野 雅浩 (国際予防医学リスクマネージメント連盟顧問、東京医科歯科大学名誉教授)
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