歯科診療安全教育セミナー2008
歯科安全管理研修会
(日本語社会人教育プログラム)
歯科診療のリスクマネージメント
生涯にミスを全く起こさない人は存在しない。どんな人にもミスはつきものです。問題はミスから甚大な被害が生じることは、患者と医療人の双方に大きなダメージを生じることです。安全教育の普及は様々な分野での事故予防に多大な貢献をしており、それは医療現場にも当てはまり、そのためには社会人を対象資する安全教育が不可欠です。この考えから、予防医学リスクマネージメント学会では2005年度から医療安全に関する社会人教育を医療の様々な職種を対象に実施しており、毎年、沖縄から北海道に至る多数の参加者により満席となり、閉会時刻まで大部分の方が大変熱心に質疑応答をされます。
さて、2008年4月から厚生労働省では、全国の病院歯科部門および歯科診療所(有床・無床)を対象として、安全な医療の向上推進のために、さまざまな施策を掲げました。その中に、医療安全対策に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置し、その研修での必修科目を指定し、歯科外来診療環境体制加算の要件の一部としました。
これに伴い、全国の病院歯科部門と歯科診療所を対象とする歯科診療安全管理研修会として、今回の社会人教育プログラムが学会主催により実施する運びとなりました。プログラムには上記の必須科目以外に医療安全での基本知識も含まれています。
医療の現場は日進月歩の世界であり、そのためにも、安全教育には年々新しいトピックスを取り上げ、また技能実習も考えます。それには、今回のプログラム以外に、学会による他の安全教育プログラムがお役に立てば幸いです
2008年7月
主催者一同
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